どうも。このブログはわさドラ特化としていますが、大山ドラの方もいつかは調査出来たらいいなと思っております。
今回はあの「のび太の部屋の向かいの部屋」の登場回、立ち回りを紹介します。
ふすまはよく見るけど、中は見たことない人が多いのでは。
【のび太の部屋の向かいの部屋年表】
ジャイアンの超巨大パネルをプレゼントされたドラのび。あまりに巨大すぎて四次元ポケットから取り出したら向かいの部屋の襖にぶつかり、外れてしまいました。
押し入れが確認できます。
窓が開いていて壁が見られるぞ!!!!それだけ。
1986年1月3日放送「おばあちゃん大好き」
原作「おばあちゃんのおもいで」のリメイク。おばあちゃんを探す際、向かいの部屋へ。襖の建付けが悪いようです。襖の柄がのび太の部屋と同じでややこしい!(7年前はそうだった?)ですが、階段との位置関係をみれば向かいの部屋で間違いありません。
情報提供くださったはとさん(@oyahato1)、みくろさん(@guru_micro)ありがとうございます!
1986年11月21日放送「リフトストック」
リフトストックで家が傾いた際、のび太が向かいの部屋へ落っこちて行きました。
部屋の詳細が始めて出た回。物置部屋と化してしまっているよう。
そしてなぜか入口の襖の模様がのび太の部屋と同じになっています。
1991年9月6日放送「ドラえもんだらけ」
原作通り、向かいの部屋でのび太が就寝。
ただし、原作で怒ったドラが見物しに行ったのび太を追いかけまわすシーンが無くこのカットしか中を覗くことは出来ません。壁と柱が見られるぞ!!!!
1992年6月26日放送「ミニミニロボット」
これこそ、「おばあちゃんの部屋」と言及された唯一の回。そして、物置部屋と化していたはずなのにほとんど物が無くなっている。
壊れているという向かいの部屋にあるおばあちゃんの時計。「ミニミニロボット」に修理してもらうことに。押し入れのふすまの柄が「ジャイアンへのホットなレター」の時とは異なります。
窓の脇にはたんすも確認できます。「リフトストック」の時とは窓の位置が違いますね…
野比家一同向かいの部屋に大集合という貴重なカット。
今回直したおばあちゃんの時計。震災や戦災を乗り越えてきたとのことで、ドラえもん曰く「野比家の歴史を見守ってきた時計」。
あんな全然出てこない部屋から健気に見守ってきたとは泣かせますなあ。
【和室から洋室へ】
1994年3月25日放送「怪盗キャットの素」を最後に、背景のリニューアルが行われ1994年4月1日放送「ハリ千本ノマス」より*1のび太の部屋も、木製サッシからアルミサッシになったり、カーテンがブラインドになったり細かな変更が行われました。
そこで、向かいの部屋も和室から洋室へと変わったのです。このリニューアルで最大の変更ではないでしょうか。
↑「怪盗キャットの素」
↑「ハリ千本ノマス」
そして、洋室になった背景リニューアル時の際の間取り図がこちら。
1989年頃から使われていたと書かれていますが実際には1994年春からです。向かいの部屋にはベッドや棚っぽいものがあることになっています。
ちなみに94年以前の間取り図はこんな感じ。
動画こ1、ドラえもん、のび太家背景設定資料。別棟背景部のA氏(イクサー1背景監督)から私が漫画の背景参考に頂いたモノです。 pic.twitter.com/D2WlynxarT
— 神谷竜司 (@csgdw5p2IEqTtJ1) 2020年6月14日
公式資料として公開されていないのでアニメーターの方のツイートを拝借…
1995年7月21日放送「衛星リフト」
設定資料に描かれていた、ドア横の棚の全景がみられます。
2つ目画像の額のある壁には窓があるはずなのですが描写されず。
情報、資料提供くださったみくろさん(@guru_micro )ありがとうございます!
1997年6月13日放送「どこでもグラス」
なんと、94年春に和室から洋室になったというのに押し入れアリ&畳敷きで登場。旧設定資料と混在してしまったんでしょうか。
1997年11月14日放送「ボクを止めるのび太」
部屋の中は見ることが出来ませんが、身を隠す為に使用。使っているだけでもレア!!
1998年11月13日放送「ミニドラと大冒険」
のび太の部屋にいたハムスターに驚いたドラえもんが廊下へ飛び出し壁に激突、向かいの部屋へ逃げ込んでいました。床が緑色。
2000年3月10日公開「映画 おばあちゃんの思い出」
7年前の向かいの部屋。「おばあちゃんのおもいで」の映画版。おばあちゃんを探す際向かいの部屋へ。このころから物が多い。
この棚などが置かれている壁には窓があるはずですがなぜか無くなっています。
2001年1月25日発売「ドリームキャスト ぼく、ドラえもん」
このゲームは野比家を自由に歩き回れる仕様らしく、あの向かいの部屋にも入ることが出来ます。
ただ、1994年春以後の設定を採用しているのに、なぜか向かいの部屋だけが1994年春以前の和室設定になっています。不思議。
2001年11月9日放送「通り抜けキャップ」
先程の「ボクを止めるのび太」と同じく「部屋に入っているけど中は見られない」お話の一つ。壁を通り抜けられる道具「通り抜けキャップ」の実験に向かいの部屋の壁を使用。
2004年3月20日発売「ぼく、ドラえもん2号 付録 のび太の家」
まさかの野比家立体化!!向かいの部屋もバッチリ。設定資料に忠実とのことで、アニメ本編には一度も登場しなかったベッドが置かれていることになっています。ただ、間取り図に描いてあった「ベッド以外の棚っぽい何か」は描かれていません。
さらに、野比一家がついてくるので、向かいの部屋に全員集合させることも出来るぞ!
ちなみにこの本誌にも付録の画像が載っているのですが、その時はなぜか机があることになっていました。
これにて、向かいの部屋はお役御免となり、わさドラにバトンタッチした際に消されてしまいました…と思われたが!
わさドラの歴史も長くなってきた2024年。
こんなゲームが登場する予定となりました。
2024年 「カイロソフト ドラえもんのどら焼き屋さん物語」
動画を見て頂ければわかる通り、このゲームに登場する野比家はなぜか大山ドラ設定なのです!
なぜ大山ドラ設定を採用したのかは不明ですが、あの役目を終えた向かいの部屋も復活を遂げました。逆襲の向かいの部屋!
ちょっと柱が増えていたり、ベッドの向きが違っていたりしますが、あの向かいの部屋であることは間違いない!
20年ぶりに我々に姿を見せてくれた向かいの部屋でした。
もうひとつの2階の「おばあちゃんの部屋」
1979年5月21日・22日放送「おばあちゃんのおもいで(前)(後)」
こちらにも、衝撃的な事実があります。
この回は、原作通りのび太が3歳の頃へタイムマシンで行くわけですが…
なぜか2階の間取りが違っていたのです!
そして、その2階に、「おばあちゃんの部屋」はありました。(上画像の手前の襖)
のび太の部屋とも向かいの部屋とも関係ない、第三の2階の部屋もおばあちゃんの部屋だったのです。
インターネット上でたびたび話題になる「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋説」。どうしても「おばあちゃんの部屋」であるソースを発見できず、こちらの第三の2階の部屋が誤解されて「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋」とされているのかと考えていましたが、私の間違いだったようです。「ミニミニロボット」できちんとおばあちゃんの部屋と言及されていました。
なので…改めてここで言っておきます。「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋」のソースは「ミニミニロボット」だよ、と。
というわけで、この記事は向かいの部屋におばあちゃんを置いて終わりにしようと思います。
おばあちゃん「やっぱり、ここは私の部屋ですよ・・・」
あ、あともう一つ。もしこの部屋に関する他の情報をお持ちの方、情報お寄せください!よろしくお願いします!