ドラえもんみんなの間取りブログ

公式から発表されていない源家、骨川家、剛田家ほかの間取りを解説。(わさドラ特化)ネットのどこにも載っていないひみつ道具を発掘していたりもします。

【間取りシリーズ⑰】のび太の部屋の向かいの部屋年表

どうも。このブログはわさドラ特化としていますが、大山ドラの方もいつかは調査出来たらいいなと思っております。

今回はあののび太の部屋の向かいの部屋」の登場回、立ち回りを紹介します。

 

ふすまはよく見るけど、中は見たことない人が多いのでは。

 

のび太の部屋の向かいの部屋年表】

 

1984年4月27日放送「ジャイアンへのホットなレター」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

ジャイアンの超巨大パネルをプレゼントされたドラのび。あまりに巨大すぎて四次元ポケットから取り出したら向かいの部屋の襖にぶつかり、外れてしまいました。

押し入れが確認できます。

 

1984年7月20日放送「四次元ポケットのスペア」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

窓が開いていて壁が見られるぞ!!!!それだけ。

 

1986年1月3日放送「おばあちゃん大好き」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

原作「おばあちゃんのおもいで」のリメイク。おばあちゃんを探す際、向かいの部屋へ。襖の建付けが悪いようです。襖の柄がのび太の部屋と同じでややこしい!(7年前はそうだった?)ですが、階段との位置関係をみれば向かいの部屋で間違いありません。

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

情報提供くださったはとさん(@oyahato1)、みくろさん(@guru_micro)ありがとうございます!

 

1986年11月21日放送「リフトストック」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

リフトストックで家が傾いた際、のび太が向かいの部屋へ落っこちて行きました。

部屋の詳細が始めて出た回。物置部屋と化してしまっているよう。

そしてなぜか入口の襖の模様がのび太の部屋と同じになっています。

 

1991年9月6日放送「ドラえもんだらけ」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

原作通り、向かいの部屋でのび太が就寝。

ただし、原作で怒ったドラが見物しに行ったのび太を追いかけまわすシーンが無くこのカットしか中を覗くことは出来ません。壁と柱が見られるぞ!!!!

 

1992年6月26日放送「ミニミニロボット」

 

これこそ、「おばあちゃんの部屋」と言及された唯一の回。そして、物置部屋と化していたはずなのにほとんど物が無くなっている。

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

壊れているという向かいの部屋にあるおばあちゃんの時計。「ミニミニロボット」に修理してもらうことに。押し入れのふすまの柄が「ジャイアンへのホットなレター」の時とは異なります。

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

窓の脇にはたんすも確認できます。「リフトストック」の時とは窓の位置が違いますね…

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

野比家一同向かいの部屋に大集合という貴重なカット。

今回直したおばあちゃんの時計。震災や戦災を乗り越えてきたとのことで、ドラえもん曰く野比家の歴史を見守ってきた時計」

あんな全然出てこない部屋から健気に見守ってきたとは泣かせますなあ。

 

 

【和室から洋室へ】

1994年3月25日放送「怪盗キャットの素」を最後に、背景のリニューアルが行われ1994年4月1日放送「ハリ千本ノマス」より*1のび太の部屋も、木製サッシからアルミサッシになったり、カーテンがブラインドになったり細かな変更が行われました。

そこで、向かいの部屋も和室から洋室へと変わったのです。このリニューアルで最大の変更ではないでしょうか。

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

↑「怪盗キャットの素」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

↑「ハリ千本ノマス」

 

そして、洋室になった背景リニューアル時の際の間取り図がこちら。

「Fライフ」4号p61より

1989年頃から使われていたと書かれていますが実際には1994年春からです。向かいの部屋にはベッドや棚っぽいものがあることになっています。

1995年7月21日放送「衛星リフト」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

設定資料に描かれていた、ドア横の棚の全景がみられます。

2つ目画像の額のある壁には窓があるはずなのですが描写されず。

 

情報、資料提供くださったみくろさん(@guru_micro )ありがとうございます!

 

1997年11月14日放送「ボクを止めるのび太

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

部屋の中は見ることが出来ませんが、身を隠す為に使用。使っているだけでもレア!!

 

1998年11月13日放送「ミニドラと大冒険」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

のび太の部屋にいたハムスターに驚いたドラえもんが廊下へ飛び出し壁に激突、向かいの部屋へ逃げ込んでいました。床が緑色。

 

2001年1月25日発売「ドリームキャスト ぼく、ドラえもん

このゲームは野比家を自由に歩き回れる仕様らしく、あの向かいの部屋にも入ることが出来ます。

youtu.be

ただ、1994年春以後の設定を採用しているのに、なぜか向かいの部屋だけが1994年春以前の和室設定になっています。不思議。

 

2000年3月10日公開「映画 おばあちゃんの思い出」

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

7年前の向かいの部屋。「おばあちゃんのおもいで」の映画版。おばあちゃんを探す際向かいの部屋へ。このころから物が多い。

この棚などが置かれている壁には窓があるはずですがなぜか無くなっています。

 

2004年3月20日発売「ぼく、ドラえもん2号 付録 のび太の家」

まさかの野比家立体化!!向かいの部屋もバッチリ。設定資料に忠実とのことで、アニメ本編には一度も登場しなかったベッドが置かれていることになっています。ただ、間取り図に描いてあった「ベッド以外の棚っぽい何か」は描かれていません。

 

 

さらに、野比一家がついてくるので、向かいの部屋に全員集合させることも出来るぞ!

 

ちなみにこの本誌にも付録の画像が載っているのですが、その時はなぜか机があることになっていました。

ぼく、ドラえもん2号 p9より



これにて、向かいの部屋はお役御免となり、わさドラにバトンタッチした際に消されてしまいました…と思われたが!

 

 

 

 

わさドラの歴史も長くなってきた2024年。

こんなゲームが登場する予定となりました。

kairosoft.net

 

2024年 「カイロソフト ドラえもんのどら焼き屋さん物語」

youtu.be

 

動画を見て頂ければわかる通り、このゲームに登場する野比家はなぜか大山ドラ設定なのです!

なぜ大山ドラ設定を採用したのかは不明ですが、あの役目を終えた向かいの部屋も復活を遂げました。逆襲の向かいの部屋!

引用:https://youtu.be/jgCrA6Cnwi0?si=0gadE642bTkMIn-v

ちょっと柱が増えていたり、ベッドの向きが違っていたりしますが、あの向かいの部屋であることは間違いない!

20年ぶりに我々に姿を見せてくれた向かいの部屋でした。

 

 

 

もうひとつの2階の「おばあちゃんの部屋」

 

1979年5月21日・22日放送「おばあちゃんのおもいで(前)(後)」

こちらにも、衝撃的な事実があります。

この回は、原作通りのび太が3歳の頃へタイムマシンで行くわけですが…

なぜか2階の間取りが違っていたのです!

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

そして、その2階に、「おばあちゃんの部屋」はありました。(上画像の手前の襖)

©藤子プロ・小学館テレビ朝日・シンエイ・ADK

 

のび太の部屋とも向かいの部屋とも関係ない、第三の2階の部屋もおばあちゃんの部屋だったのです。

 

 

 

インターネット上でたびたび話題になる「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋説」。どうしても「おばあちゃんの部屋」であるソースを発見できず、こちらの第三の2階の部屋が誤解されて「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋」とされているのかと考えていましたが、私の間違いだったようです。「ミニミニロボット」できちんとおばあちゃんの部屋と言及されていました。

 

なので…改めてここで言っておきます。「向かいの部屋はおばあちゃんの部屋」のソースは「ミニミニロボット」だよ、と。

 

 

 

 

 

 

というわけで、この記事は向かいの部屋におばあちゃんを置いて終わりにしようと思います。

この付録にはなぜかおばあちゃんもついています

おばあちゃん「やっぱり、ここは私の部屋ですよ・・・」

 

 

 

 

あ、あともう一つ。もしこの部屋に関する他の情報をお持ちの方、情報お寄せください!よろしくお願いします!

*1:1994年3月12日公開映画ドラえもんのび太の夢幻三剣士」では一足早くリニューアル版の背景になっています。